こんにちは!
小学生の男の子の子育て中ママ、つきくと申します。
現在、複数の「子ども見守り用GPS」をお試し中です。
子どもがどこにいるのか、いつでも確認できるGPS端末。
実際使ってみて、平日だけでなく休日外出した時などの迷子防止にも役立っていて、とても便利だなあと感じています。
スマホのアプリで簡単に確認でき、子どもの安全確保に欠かせないGPS端末ですが、子どもに持たせることによるデメリットについても注意が必要です。
保護者側にとっては便利でも、子どもの立場に立ってみれば「プライバシーの侵害」にもなり得るのです。
また、簡単に子どもの位置を確認できることによって第三者に悪用されてしまう可能性や、製品自体の不具合によって本来の機能を果たせない可能性もあります。
GPS端末を持たせる前に十分な情報収集をし、メリット・デメリット両方を比較して判断することが大切です。
- 子どもにGPS端末を持たせることによるデメリット
- GPS端末を持たせる前に考えるべきこと
- GPS端末を使っていく上で注意しなければならないこと
子どもにGPS端末を持たせる場合は、GPS端末の存在や目的をきちんと説明し、子どもの意見や感情にも配慮する必要があります。
そして、子どもとのコミュニケーションを大切にし、GPS端末を頼りにしすぎないようにすることが大切です。
子どもにGPS端末を持たせようか迷っている保護者の方は、本記事を参考にしてみてください。
【デメリット1】子どものプライバシー侵害
子どもにGPS端末を持たせることによるデメリット、それは子どものプライバシー侵害です。
私自身も、息子はまだ6歳なので今のところ本人は抵抗なく持ち歩いてくれていますが、だんだん成長していくにつれてGPS端末を持たされることを嫌がることもあるかもしれない…と思っています。
GPSを持たせることで、子どもの位置情報をほぼリアルタイムで把握できるため、子どもが「自分は追跡されている・監視されている」と、ストレスを感じてしまう可能性があります。
最悪の場合、親子の信頼関係に悪影響を与え、子どもが自分の行動や行き先を自由に決められなくなったり、依存症や無関心になることもあり得ます。
しかし、デメリットがあるからといって、「GPS端末を持たせない」という選択肢が正しいとは限りません。
GPS端末を持ち歩き正しく管理することで、不慮の事故や危険から子どもの身を守ることにつながるからです。
では、保護者は具体的にどうするべきか。私は以下の方法を提案します。
【対策1】子どもにGPS端末の目的をしっかり説明する
子どもにGPS端末がどのように使われるかを説明し、それが彼らの安全につながることを理解してもらうことが大切です。
自分が子どもの立場だったら…と想像してみてください。
一方的に保護者から「GPSを持ち歩きなさい」と持たされても、子ども本人が納得していなければ子どもはストレスを感じてしまうでしょう。
GPS端末を持ち歩くことで子どもがストレスを抱えないように、持ち歩く理由や目的をきちんと説明し、納得してもらうことが必要ですね。
【対策2】プライバシーに関するルールを決める
GPS端末を導入する場合、家族の一員である子どものプライバシーについて、ルールを決めることが必要です。
例えば、GPS端末によってどのような情報が収集されるかを明確に説明し、子どもにはGPS端末を外すことができる時間帯を設けるなど、プライバシー保護につながるルールを作りましょう。
- GPS端末は「登下校の時」と「塾に行く時」のみ持ち歩く
- 保護者はもし子どもの移動履歴などから気になることがあっても、子どもにしつこく事情を聞き出すなど過度な詮索をしない
- トーク機能や通知ボタンの機能はどんな場合に使うのか、お互いに意見を出し合い決める
…など、それぞれの家庭にあったルールを決めてください。
話し合う際は、保護者の意見ばかりを押し付けず、子ども本人の意見を尊重することが大切です。
【対策3】GPS端末を外すことができる状況を作る
親が常に子どもの行動を把握できるようになると、子どもが自由に行動することができなくなり、それによって子どもが不安や抑圧感を感じ、精神的な問題を引き起こすことがあります。
GPS端末が必要な場面がある一方で、GPS端末を子どもの意思で外すことができる状況も作ることが必要です。
例えば、子どもが友達と遊ぶ予定がある場合は、よく遊ぶ友達と一緒であればGPS端末を外すことを許可することができます。
GPS端末を外す状況を作ることで、子どもが自分で判断する力を養うことも必要です。
幼い子どもにGPS端末を持たせるということ
※ここからは、少し私の個人的な考えを書きたいと思います。読まない方は次の見出しに飛んでくださって構いません。※
私はGPS端末を使い始めてまだ数ヶ月です。
息子の小学校入学に備えて購入をし、実際の使用感を知るために持たせています。
私の息子はまだ小学1年生なこともあり、GPS端末を持ち歩くことに今のところ一切抵抗がないようです。
一応、何のためのものなのか、ひととおり説明はしたものの、今はほとんどの時間を親や他の大人と過ごしているので、自分の居場所を知られようが知られまいが、あまり気にならないのだと思います。
私のように、まだ幼い子どもの親は子どもにGPS端末を持たせることにあまり苦労しないでしょう。
なので、そんな環境の私が子どものプライバシー侵害についてこうすべきだ!と偉そうに書きつづるべきではないのかもしれません。
しかし、これは未来の自分と息子に向けての注意喚起だな、と感じています。
自分達が子どもの頃には、親が子どもにGPSやスマホを持たせるなんて考えもしなかったですよね。
例えば、思春期くらいの頃の自分の気持ちを想像すると「親にGPSを持ち歩きなさい」と一方的に言われたら嫌な気持ちになったと思います。
おそらく、息子も成長すれば同じような気持ちになるかもしれません。
子どもの身の安全のため、とは言うものの、実のところ「子どもがもし危ない目にあった時に後悔したくない自分のため」に私はGPS端末を持たせる選択をしているのです。親のエゴなのです。
だから、今は抵抗なく受け入れてくれていても節目節目にしっかり説明をし、理解してもらうことが必要だと思いますし、子ども本人の意見をよく聞き入れなければならないと思っています。
【デメリット2】第三者に悪用される可能性
GPS端末は子どもの現在地をほぼリアルタイムで把握できるため、悪意のある第三者に情報が漏れる可能性もあります。
【対策1】スマホのアプリを簡単に人に見せないよう注意する
子ども見守り用のGPS端末のほとんどは、保護者がスマホのアプリで簡単に子どもの位置情報や移動履歴を確認できるようになっています。
使いやすさの一方で、スマホを見せれば誰にでも子どもの居場所が知られてしまうということです。
悪意のある第三者に利用されないように、保護者はスマホのセキュリティも万全にし、安易に他人にスマホの画面を見せないよう注意する必要があります。
【対策2】GPSの情報を共有する相手を限定する
GPSの位置情報を共有する相手を限定することもとても重要なことです。
ほとんどの子ども見守り用GPS端末は、複数のスマホで一つのGPS端末の位置情報を共有できます。
「みんなで見守っている」という安心感はありますが、見守っている人数が多いほど、子どもの位置情報が第三者に漏れてしまう可能性もそれだけ高くなるということです。
位置情報を共有するのは、親や祖父母など信頼できる家族のみに限定するようにしましょう。
また、子どもの位置情報が漏洩しないよう、共有している人たちにも十分注意してもらうことが必要です。
【デメリット3】機器の不具合や誤作動による不安定性
GPS端末は、まれに機器の不具合や誤作動によって、正確な位置情報が得られない場合があり得ます。
その結果、保護者が間違った位置情報に基づいて行動したり、そのことでGPS端末を信じなくなったりする可能性があります。
また、GPS端末がバッテリー切れになった場合や紛失した場合、保護者は子どもの位置を把握できなくなるため、不安を感じることがあります。
【対策1】バッテリー残量はこまめに確認し、忘れずに充電する
GPS端末は機種によってバッテリー容量は異なりますが、数日〜最大2ヶ月持つ仕様のものが多いです。
スマホなどと違い、毎日充電する必要がないため、ついつい充電をし忘れてしまう可能性があります。
バッテリーが切れてしまえば、当たり前ですが位置情報を確認することができなくなってしまいます
そんなことにならないように、こまめにバッテリーの残量を確認し、忘れずに充電しましょう。
【対策2】信頼性の高い製品を選ぶ
GPS端末の正確性や安定性を確認するために、複数の商品を比較検討し、信頼性の高いものを選ぶことも大切です。
信頼性の高いものを選ぶには、気になった製品を実際に購入した人のレビューをみて、「精度が悪い」「よく不具合が起きる」などの悪い口コミが少ないものを選ぶというのが一つの方法でしょう。
※ただし、GPS端末の位置情報の精度に関しては、「屋内や空から遮られた場所では正しい位置情報を取得しにくい」というGPSのそもそもの性能については理解しておく必要があります。
「位置がズレる」などの口コミがあったとしても、それは製品の不具合ではなく使用者の環境のせいである可能性もあります。
まとめ
この記事では、GPS端末を持たせることによる子どもと保護者のデメリットについて説明しました。
デメリットとして考えられることは以下の3点です。
GPS端末を持たせる前には、これらのデメリットを考慮した上で導入しましょう。
また、GPS端末を持たせるだけで安心せず、保護者は子どもに使い方をよく説明し、保護者自身もアプリの管理に十分注意してください。
子どもの身を守るのは、子ども本人であり、GPS端末はあくまで補助的な役割だと言うことを理解し、親子間できちんとコミュニケーションを取りながら安全な生活を送っていきましょう。
これからもお互いよく話し合って使っていこうね!
うん!